訪問日:2025年12月10日(水)
道の駅 和


京都府京丹波町の最北端、和知(わち)地域の国道27号線沿いにある『道の駅 和(なごみ)』。
国道27号和知バイパスと同時に平成10年4月にオープンした道の駅で、現在管理・運営は「一般財団法人和知ふるさと振興センター」が行っています。

周囲には山が広がり、裏手には由良川が流れる自然豊かな環境で、地元の新鮮な野菜や山菜、季節の特産品が充実しており、中でも丹波黒大豆「和知黒」や丹波栗「和知栗」、由良川の「鮎」などが名物。

令和2年2月にリニューアルし、特にフードコートは周囲の景色を楽しめる約40mの木製カウンターが設置されて大きく進化したとのこと。
地元食材を使った様々な創作料理が楽しめますが、スイーツ類も充実しており、「モンブランソフト」は累計1万食を誇る大人気メニューだそうです。
春夏秋冬の季節ごとに開催される「ざんまいシリーズ」も人気で、春は「春ざんまい(苺)」、夏は「鮎ざんまい」、秋は「栗ざんまい」、冬は「餅ざんまい」と、どれも魅力的。

今回は冬に開催される『餅ざんまい』を目当てに訪問。
今年は2025年12月6日~2026年1月19日の期間で開催されているイベントで、和風・洋風・中華風・甘味と、なんと50種類の中から選べる「餅ざんまいセット(3個 or 6個)」が用意されています。
餅好きにはたまらないイベントなので、とても気になり、行ってみることにしました。
アクセス
場所はJR和知駅から徒歩18分くらいの距離。
駐車場は道の駅なのでかなり広めです。
混雑状況
この日は平日の水曜日、15時40分頃に訪問。
ラストオーダーは16時半で、終わりかけの時間ということもあってか、道の駅やフードコートはいずれもお客さんがチラホラいるくらいで空いていました。
メニュー・商品ラインアップ



この時期はジビエ料理も充実しており、話題の熊肉も提供されています。

目当ての「餅ざんまいセット」は専用の紙に記入して注文する必要があります。
3個セットが960円(税込)、6個セットが1680円(税込)。
これだけの種類があるとどれを注文するべきか本当に悩みましたが、京都らしい印象を受けたものを中心に、素直な自分の好みを合わせた6個をチョイス。
感想

【餅ざんまい選べる6個セット】1680円(税込)
≪内訳≫
食べるポン酢、贅沢すぐき煮、抹茶とマスカルポーネ
京風白味噌お雑煮、もちチーズ明太、柚子香るバター
お餅は全種類用意する間に時間差があるからか、温かいものとぬるいものがあり温度がバラバラでした。
お餅はもっちりムッチリと適度な伸びとコシを兼ねた食感で、基本ぬるくても美味しく楽しめますが、お雑煮だけは熱々が良かったです。
「食べるポン酢」はかなり味が濃いめで、酸っぱしょっぱいクセになる美味しさ。
「すぐき」は京の伝統野菜のかぶらの一種で、漬物の「すぐき漬け」は「千枚漬け」、「しば漬け」と並び「京都三代漬物」の一つに数えられています。
「贅沢すぐき煮」は刻んだすぐき漬けを、さらに調味料や出汁で炊き上げた感じ、鰹節や山椒、胡麻の風味などが利いていて、ご飯のおかずにもピッタリの美味しさです。
「抹茶とマスカルポーネ」は香り高く上品な甘さの抹茶に、ミルキーで濃厚なマスカルポーネが絶妙の組み合わせ。
お雑煮は各地で特徴が様々ですが、京都では白味噌仕立てが定番。
「京風白味噌お雑煮」はまろやかでコクがある白味噌の汁に、芳醇な鰹節の風味が利いていました。
「もちチーズ明太」はお好み焼きやもんじゃ焼きでも鉄板の組み合わせで、香ばしく旨み濃厚で間違いない美味しさ。
「柚子香るバター」はほんのりバターのまろやかさがありつつ、柚子のフルーティで爽やかな風味が広がり、さっぱりとした後味。
量に対して値段は少し高めの印象ですが、これだけの種類を揃えているのはそれだけで価値があり、選ぶのがとても楽しかったです。
ご馳走様でした!
公式サイト等
公式サイト
食べログ
道の駅 和
0771-84-1008
京都府船井郡京丹波町坂原上モジリ11番地


コメント