MENU

愛媛県の名物・ご当地グルメ・郷土料理46選!おすすめの人気店も紹介!

当ページのリンクには広告が含まれています。

本サイトでは、実際に訪れた際の感想とともに、お店の基本情報や混雑状況、アクセス・駐車場情報、メニューや商品ラインアップなどを可能な範囲で調査し、記事を執筆しています。

名物・ご当地グルメ・郷土料理を取り上げる記事では、その名物の特徴や歴史を詳しく解説しております。

本記事の内容は、確認時点(訪問日・更新日等)の情報に基づいています。メニュー構成や価格、営業時間、定休日などは変更される場合があります。最新の状況は店舗公式サイトやSNS、または直接の問い合わせでご確認ください。

こちらの記事では、愛媛県を訪れたら食べるべき名物・ご当地グルメ・郷土料理46選とともに、おすすめの人気店もあわせてご紹介します。

目次

宇和島鯛めし

 鯛の刺身を特製のタレにつけ込み、薬味や卵と一緒に混ぜたものをご飯の上にかけて食べる南予地方発祥の郷土料理。
 漁師が火を使えない船の上でも簡単に作れる料理として誕生したといわれています。
 「宇和島鯛めし」という呼び名で知られていますが、宇和島市に限らず愛媛名物の代表格として、様々なお店で提供されています。

おすすめの店!【ほづみ亭】(愛媛県宇和島市)

めんま

愛媛名物を豊富に取り揃えた大人気の郷土料理店で、「ミシュランガイド広島・愛媛 2018 特別版」ではミシュランプレートを獲得、食べログの居酒屋百名店にも選出されています。

北条鯛めし・松山鯛めし

 今治市などの東予地方や松山市北条地区では、鯛を丸ごと一匹土鍋や釜に入れて米と一緒に炊いて作る鯛めしが主流で、「北条鯛めし」や「松山鯛めし」という呼び名で親しまれています。
 その歴史は古く、神功皇后の朝鮮出陣の頃、松山市北条地区の鹿島明神に戦勝祈願した際、漁師たちから献上された鯛を吉兆と喜び、ご飯と共に炊いた料理が起源といわれています。

おすすめの店!【松山鯛めし 秋嘉】(愛媛県松山市)

めんま

看板メニューの「松山鯛めし」をはじめ、「宇和島鯛めし」、「鯛そうめん」の3種類の郷土料理がメインの人気店。「松山鯛めし」は1人前サイズを土鍋で一品一品丁寧に仕上げて提供しています。

鯛そうめん

 愛媛を代表する郷土料理の一つで、鯛を一尾丸ごと姿煮にしたものを、茹でた素麺と一緒に大皿に盛りつけ、鯛の煮汁をつけ汁もしくはかけ汁にして食べられることが特徴。
 白波のような形に盛りつけた素麺を鯛が泳ぐように飾る豪華な料理のため、婚礼や棟上げ、還暦などのお祝いの席で振る舞われる料理として親しまれています。

おすすめの店!【郷土料理 五志喜】(愛媛県松山市)

めんま

「鯛そうめん」が看板メニューの郷土料理店。赤、緑、黄、茶、白の五色そうめんを使った「鯛そうめん」は見た目も綺麗で味も絶品です。

松山鮓

 松山市に伝わる郷土料理で、瀬戸の小魚でとった出汁と甘めの合わせ酢で酢飯を作って野菜などを混ぜ込み、その上に錦糸玉子を散らして、季節に応じた瀬戸の魚介類を盛り付ける、ばら寿司の一種。
 「混ぜ込む」ことを松山地域の方言で「もぶす」あるいは「もぶる」ということから、別名「もぶり鮓」とも呼ばれています。

おすすめの店!【すし丸 道後店】(愛媛県松山市)

めんま

「松山鮓」の提供店を調べると必ず紹介されているのを目にする有名店。本店は松山市二番町にありますが、道後店は道後温泉本館前にあり、とても行きやすいです。

三津浜焼き

 松山市の三津浜地区で古くから愛され続けているお好み焼きの一種。
 関西風の混ぜ焼きスタイルではなく、広島風の乗せ焼きスタイルですが、生地の上に先に味付けをした麺がのるなど、焼き方や具材にも少し違いがあります。

おすすめの店!【やきやき鉄板GRILL ひまわり】(愛媛県松山市)

めんま

松山の中心市街地にあるためアクセス良好、深夜まで営業しているのもありがたいお店。メニューも豊富で、今まで行った三津浜焼きのお店の中でも特にお気に入りです。

鍋焼きうどん

 松山市の名物で、鍋は土鍋ではなくアルミのものを使用し、出汁が甘めで麺は柔らかめの食感なのが特徴。
 まだ甘いものが貴重だった戦後すぐに誕生したといわれています。

おすすめの店!【鍋焼うどん アサヒ】(愛媛県松山市)

めんま

二大巨頭といわれている老舗の名店の一つ。松山スタイルの鍋焼きうどんは、甘いもの好きだったという現店主の曽祖父が考案したそうで、創業時からの甘い味を守り続けているとのこと。

醤油めし

 松山地域では室町時代から炊き込みご飯を「醤油めし」と呼んでおり、お祝い事などハレの日の郷土料理として親しまれてきたとのこと。
 昭和30年代にはこれを冷めても美味しいようにお弁当にアレンジし、長年にわたって松山駅の名物駅弁として愛されています。

おすすめの店!【Graceful Gift Shop by ハレノヒヤ 松山駅店】(愛媛県松山市)

めんま

販売元の廃業で一時期は途絶えた駅弁ですが、岡山市の「三好野本店」がレシピを受け継いで伝統の味を復活させ、現在ではこちらのお店で販売されています。

瓢系ラーメン

 戦後間もなく松山市周辺にできた屋台村にあった「屋台 瓢太」では、当時希少だったという甘い味付けのラーメンが人気で、「屋台 瓢太」をルーツに持ち、その味を受け継いだお店が提供するラーメンは「瓢系ラーメン」と呼ばれています。

おすすめの店!【瓢太】(愛媛県松山市)

めんま

創業者は「屋台 瓢太」に弟子入りし、昭和55年に独立。「瓢系ラーメン」の代表格として知られており、ラーメンWalkerでは2012年、2013年に愛媛総合1位を獲得し、殿堂店になった人気店です。

かめそば

 松山市の名物で、あっさり素朴な味付けに大量の削り節とちりめんじゃこをトッピングした個性的な焼きそば。
 昭和の時代に愛され続けたという名店「かめ(閉店)」の人気メニューがルーツで、現在では「かめそば」や「かめ風焼きそば」という名前で提供されています。

おすすめの店!【かめそば じゅん】(愛媛県松山市)

めんま

元々常連だった「かめそば じゅん」の店主が、門外不出だった独自の製法を直接教えてもらい、「かめ」直伝の「かめそば」として提供されています。

今治焼き鳥

 今治市の名物で、串に刺して焼く一般的な焼き鳥とは異なり、串に刺さずに熱々の鉄板の上で大きな鉄のコテで肉を押さえ、ジュージューと豪快に焼くという個性的なスタイルのため、「鉄板焼き鳥」ともいわれています。

おすすめの店!【元祖今治鉄板焼鳥 五味鳥】(愛媛県今治市)

めんま

「今治焼き鳥」はこちらのお店が元祖。大阪の千日前でレンコンの肉詰めを鉄板で焼く店を見て、鉄板で焼いた方が早く焼きあがると焼き鳥に応用したのが始まりです。

せんざんき

 鶏料理が盛んな東予地方(主に今治市辺り)の郷土料理で、本来は鶏のいろいろな部位の骨付き肉を使った揚げ物料理ですが、現在では骨なしのものでも「せんざんき」と呼ばれており、いわゆる鶏の唐揚げの地方名という印象。  
 今では鶏肉を用いますが、江戸時代に近見山のキジを捕獲して揚げ物にしたことが始まりといわれており、名前の由来は一説では鶏を丸ごと千のように斬るため「千斬切(せんざんき)」になったそうです。

おすすめの店!【元祖今治鉄板焼鳥 五味鳥】(愛媛県今治市)

めんま

「今治焼き鳥」でも紹介したお店。焼き鳥とせんざんきを一緒に楽しめる「盛合わせ」がおすすめです。

焼豚玉子飯

 今治市を代表するご当地グルメで、ご飯の上に焼豚、その上にさらに半熟の目玉焼きを乗せ、甘辛いタレで味付けした丼物料理。
 現在は廃業した中華料理店「五番閣」の従業員が食べていた賄い料理がルーツで、厨房で人気だったことからメニュー化され、旨い・安い・ボリュームがあると口コミで話題となり、今治のソウルフードとして根付いたそうです。

おすすめの店!【白楽天】(愛媛県今治市)

めんま

「五番閣」から独立した1970年創業のお店で、こちらのお店がメニュー化した元祖といわれています。甘さが際立つ独特の味付けがクセになる美味しさです。

今治ラーメン

 今治市の地域活性化のため、「光屋」と「麺屋武吉」の2店が有志と共に開発したご当地ラーメンで、2009年に誕生。
 日本三大潮流の一つである来島海峡で採れる海の幸、伯方の塩、愛媛県産米と石鎚の清流で仕込んだ吟醸酒など、地元産食材をふんだんに使用した地産地消の塩ラーメンになっています。

おすすめの店!【光屋】(愛媛県今治市)

めんま

スープを継ぎ足して作る「呼び戻し製法」を用いた、本場の久留米ラーメンが看板メニューのお店。あっさりとした「今治ラーメン」も絶品です。

たこ飯

 中予地方、今治市および島しょ部で郷土料理として根付いている、タコを入れた炊き込みご飯。
 伊予灘は元々海底が砂地で、小エビ、カニ、貝類が多く、タコの生育環境として適しており、漁船上で漁業者が獲れたタコをぶつ切りにして、ご飯に炊き込んだのがはじまりといわれています。

おすすめの店!【伊豫水軍】(愛媛県今治市)

めんま

来島海峡の新鮮な地物の魚介類をできるだけ安価に提供している人気の海鮮料理店。こちらのお店では「タコ釜飯」という形で提供されており、14時までの数量限定メニュー「昼定食」がとてもお得です。

いぎす豆腐

 今治市を中心とした瀬戸内海地方に伝わる郷土料理。
 「いぎす」は今治市周辺の海岸で7~8月にたくさんとれる海藻で、「いぎす豆腐」はいぎすと生の大豆粉をだし汁で煮溶かし、寒天のように固めた料理で、見た目は高野豆腐に似ているのが特徴。

おすすめの店!【さいさいきて屋】(愛媛県今治市)

めんま

今治市の国道196号線沿いにある、JAおちいまばりが運営する直売所。500坪あまりの広大な直売所に、直売所の食材を使った「彩菜食堂」や「SAISAICAFE」といったお店も併設されています。

西条てっぱんナポリタン

 西条市のご当地グルメで、その名の通り熱々の鉄板にのせて提供されるナポリタン。
 定義は「熱々の鉄板皿で提供すること」と「たまごを具材に使うこと」の2点のみで、味も具材もお店によって個性豊かなのが特徴。

おすすめの店!【マルブン 小松本店】(愛媛県西条市)

めんま

JR伊予小松駅前にあるイタリア料理店。定番スタイルでありながら、ソースには愛媛みかんジュースが入っているなどオリジナルの個性も感じる、とても美味しいナポリタンです。

えび天

 燧灘(ひうちなだ)の新居浜から川之江にかけて水揚げされるジャコエビを、殻ごとすりつぶして豆腐や白身魚と練り合わせ、油で揚げた東予地方の名物。
 豆腐の甘みとエビの香りを最大限に生かすため、塩分は他の練り製品に比べて少なめであり、エビは頭以外を殻ごと使うためカルシウムたっぷりで、すりつぶした殻のジャリジャリした感じが残る独特の食感が特徴。

おすすめの店!【秋月食品工業株式会社】(愛媛県新居浜市)

めんま

「えび天」、「えびちくわ」、「じゃこ天」などを販売している大正9年創業の老舗。本社内に売店が併設されており、通信販売も行っています。

揚げ足鳥

 四国中央市の名物として知られている、下味を付けた鶏の骨付きもも肉を一本丸々油で素揚げにした豪快な料理。
 お隣香川県の名物である「骨付鳥」に似ているといわれていますが、「骨付鳥」はオーブン釜などで焼き上げるのに対し、「揚げ足鳥」は油で揚げているため調理法に違いがあります。

おすすめの店!【若鳥 大門店】(愛媛県四国中央市)

めんま

「揚げ足鳥」の元祖として知られているお店。外は香ばしくてパリッと食感が良く、身は程良く脂がのって柔らかくジューシー。絶品の「揚げ足鳥」です。

塩パン

 八幡浜市に本店を構える「パン・メゾン」が元祖といわれている「塩パン」。
 平成15年頃、夏に売り上げが落ちてしまうという悩みから、塩分補給も出来て食欲が落ちる時期に食べやすい夏場にピッタリなパンとして考案し、翌年の平成16年に正式に商品化。
 口コミでも徐々に人気が広まっていき、テレビにも取り上げられるようになって、県外からも沢山のお客さんが訪れるようになったとのこと。

おすすめの店!【パン・メゾン 本店】(愛媛県八幡浜市)

めんま

上述の通り「塩パン」の元祖として知られているこちらのお店。八幡浜の本店の他、松前店、東京にも3店舗を展開しています。

八幡浜ちゃんぽん

 八幡浜市のご当地グルメで、鶏ガラ、鰹、昆布などで出汁を取った黄金色のスープに、麺は太めの中華麺、具材には八幡浜の特産品である蒲鉾やじゃこ天などが使われることが特徴。
 あっさりとした和風の味わいで、一般的な長崎ちゃんぽんとは特徴が大きく異なります。

おすすめの店!【ちゃんぽん亭 イーグル】(愛媛県八幡浜市)

めんま

「八幡浜ちゃんぽん御三家」と呼ばれる人気店の一つ。ベースは洋食店で、ちゃんぽんの他にもオムライスやカレー、デミグラスソースを使った個性的なカツ丼も人気です。

大洲ちゃんぽん

 「ちゃんぽん」は一般的に麺料理ですが、大洲市のちゃんぽんは全く別物で、ご飯と中華麺と一緒に炒めてソースで味付けしたという、神戸発祥の「そばめし」のような料理。
 昭和40年頃に焼き飯と焼きそばを一度に焼いてくれと言われたことから誕生したメニューといわれています。

おすすめの店!【鉄板焼 美ゆき】(愛媛県大洲市)

めんま

大洲店の他、宇和店と松山店も展開している昭和28年創業の鉄板焼店。こちらの「ちゃんぽん」はボリューム満点!スパイシーでとても美味しかったです。

いもたき

 大洲市発祥といわれている郷土料理で、里芋、鶏肉、こんにゃく、油揚げ、しいたけなどの具材を醤油ベースで煮込んだ鍋料理。
 料理としてだけでなく、毎年8月下旬~10月になると、河原で多くの人がいもたきの鍋を囲み、月見を兼ねて風情を楽しむのが「いもたき」の伝統であり、愛媛の秋の風物詩となっています。

おすすめの店!【との町たる井】(愛媛県大洲市)

めんま

大正時代に創業した「料苑たる井」の姉妹店。秋のいもたきシーズンになると期間限定で1人でも気軽に楽しめる「いもたき定食」を提供しています。

たらいうどん

 内子町小田の名物であり、昔からハレの日には欠かせない食事として親しまれてきたという郷土料理。
 のどごしが良く、柔らかい細めのうどんを、人数分大きなたらいやボウルに熱々の茹で汁とともに入れて、大豆・干し椎茸・いりこなどで出汁を取った甘めのつゆにつけて食べるのが特徴で、別名「腰抜けうどん」ともいわれています。

おすすめの店!【かじか亭】(愛媛県内子町)

めんま

「道の駅 小田の郷せせらぎ」に併設された食事処で、「たらいうどん」が看板メニュー。店内席の他、小田川のせせらぎを見ながら食事が楽しめる野外席も設けられています。

じゃこ天

 宇和島市や八幡浜市など、愛媛県南予地方の海岸部を中心に作られている郷土料理。
 宇和海でとれた新鮮な小魚を骨付き・皮付きのまますり身にし、平たく成型してそのまま油で揚げた、揚げカマボコの一種。
 歴史は古く、宇和島藩史によると元和元年(1615年)に宇和島藩初代藩主の伊達秀宗が、故郷の仙台から蒲鉾職人を連れてきて作らせたことが始まりといわれています。

おすすめの店!【河内屋蒲鉾 きさいや広場店】(愛媛県宇和島市)

めんま

嘉永元年(1848年)創業の老舗。道の駅にあるこちらの店舗では毎日揚げたての手造りじゃこ天を実演販売しています。

太刀魚巻

 「太刀魚(タチウオ)」を三枚おろしにした身を竹にらせん状に巻き、タレを塗りながら炭火で焼いた料理。
 発祥のお店は宇和島市吉田町にある創業150年という老舗「元祖河合太刀魚巻店」で、昭和62年に考案したといわれています。
 多くのメディアで紹介されたことから、今では愛媛を代表する名物の一つとして知られています。

おすすめの店!【谷本蒲鉾店 道後店】(愛媛県松山市)

めんま

大正5年に八幡浜市で創業した老舗蒲鉾店。こちらの店舗は道後温泉本館のすぐ近くにあり、じゃこ天、じゃこカツ、太刀魚巻など、食べ歩き用に楽しめる熱々の商品を提供しているのが特徴です。

さつまめし

 南予地方を中心とした郷土料理の一つで、魚の焼いた身をほぐして麦味噌と共にすり鉢で混ぜてだし汁でのばし、短冊切りにしたこんにゃくやネギなどの薬味を入れてご飯にかけて食べる料理。
 由来は諸説ありますが、一説ではパサパサの麦飯を美味しく食べられるように工夫して誕生した料理といわれています。

おすすめの店!【かどや 大街道店】(愛媛県松山市)

めんま

宇和島市に本店を構える、様々な宇和島郷土料理を取り揃えた人気店。愛媛県内を中心に、東京にも店舗を展開しています。

ふくめん

 宇和島藩の行事食として伝わったといわれている郷土料理で、白身魚を茹でて骨を取り除き、砂糖や酒で調味したそぼろを糸こんにゃくにまぶして皿に盛り、仕上げにねぎとみかんの皮を飾るのが特徴。
 色合いは四季を表現しており、祭りや正月など人の集まる宴会料理、結婚披露宴や長寿祝いなどのハレの料理として親しまれています。

おすすめの店!【かどや 大街道店】(愛媛県松山市)

めんま

「さつまめし」でも紹介した、様々な郷土料理を取り揃えているこちらのお店がおすすめです。

丸ずし・いずみや

 酢飯の代わりに味付けしたおからを使った卯の花寿司のことで、宇和島市などの南予地方では「丸ずし」、新居浜市や松山市などの東予・中予地方では「いずみや」という名前で呼ばれています。
 由来については諸説あるようですが、一説ではかつて米に恵まれなかった庶民が、米の代わりにおからを代用して作ったのが始まりといわれています。

おすすめの店!【かどや 大街道店】(愛媛県松山市)

めんま

「さつまめし」、「ふくめん」でも紹介した、様々な郷土料理を取り揃えているこちらのお店がおすすめです。

ふかの湯ざらし

 代表的な南予郷土料理の一つで、湯通しして冷水にさらした「ふか(サメ)」を、すり鉢に味噌、からし、酢、砂糖を加えて作る「みがらし味噌」につけて食べるのが定番。
 南予ではイサバフカ、マブカ、ホシブカという種類の1メートル前後のものがよく捕れるため、昔漁師が釣れた売り物にならないふかを、酢みそで酒の肴にしたのがはじまりだそうです。

おすすめの店!【海鮮割烹 一心】(愛媛県宇和島市)

めんま

宇和島城登山口前にあるお店で、海鮮を中心としたメニューラインアップ、鯛めしをはじめ愛媛の様々な郷土料理も提供しています。

ブリ

 愛媛県と大分県の間にある豊後水道の愛媛県側「宇和海」の沿岸は、変化に富んだ複雑な構造のリアス式海岸が発達しており、入り江を利用した養殖漁業が盛ん。
 中でもブリは種類で全国トップクラスの生産量を誇り、「戸島一番ブリ」、「媛ぶり」、「みかんブリ」、「みかん愛ぶり」など、多種多様なブランドブリが誕生しています。

おすすめの店!【道の駅 みなとオアシスうわじま きさいや広場】(愛媛県宇和島市)

めんま

こちらの道の駅には「宇和島鯛めし」でも紹介した「ほづみ亭」も出店しており、全国丼グランプリで金賞を受賞した「ぶり炙り丼」がおすすめです。

愛南びやびやかつお・愛南日戻りびやかつお

 生鮮カツオの水揚げ量が四国1位であり、愛媛県で唯一のカツオの水揚げ基地「深浦港」を有する愛南町。
 カツオは傷みが早く、釣り上げてから時間とともに鮮度も味も下がっていく魚であるため、深浦港では漁場で捕獲し操業を終えたらすぐさま帰港する「日戻りカツオ」が水揚げされています。
 その中でも条件を満たしたカツオは「愛南びやびやかつお」、「愛南日戻りびやかつお」という名前でブランド化されています。

おすすめの店!【ゆらり内海】(愛媛県愛南町)

めんま

宇和海の海水をお風呂に使用した「潮湯」が楽しめる温浴施設。館内のレストランでは「愛南びやびやかつお」をはじめ、「媛スマ」、「ヒオウギ貝」、「媛っこ地鶏」、「甘とろ豚」など、地場産品を使った様々な料理が楽しめます。

媛スマ・伊予の媛貴海

 「スマ」はサバ科マグロ族に分類されるスマ属の魚で、サバのような特有の縞模様に、背びれはカツオ、尻尾や頭はマグロに似ていることが特徴。
 漁獲量が少ないため「幻の高級魚」ともいわれる魚ですが、平成28年5月に完全養殖に成功し、「媛スマ」の名称でブランド化。
 「媛スマ」の中でも最高級ランクのものは「伊予の媛貴海(いよのひめたかみ)」という名称で販売されています。

おすすめの店!【ゆらり内海】(愛媛県愛南町)

めんま

「愛南びやびやかつお」でも紹介した、地場産品を使った様々な料理が楽しめるこちらのお店がおすすめです。

愛媛甘とろ豚

 2009年に誕生した愛媛県のブランド豚で、今では国内にわずか500頭しかいない希少種「中ヨークシャー」を父豚に、母豚はランドレースと大ヨークシャーの掛け合わせ、飼料には生産量日本一を誇る愛媛県産裸麦を使用。
 程よくサシが入り、肉色は濃くジューシーで柔らかな赤身、脂身は白くなめらかな口どけで臭みのない味わいが特徴です。

おすすめの店!【レストラン北斗駅前店】(愛媛県松山市)

めんま

愛媛銘菓の「タルト」で有名な「一六本舗」のグループ店。「甘とろ豚丼」、「甘とろ豚ロースカツ御膳」、「甘とろ豚しょうが焼き定食」などお手頃価格のメニューを提供しています。

媛っこ地鶏

 2002年に誕生した愛媛県の地鶏。
 全国でも珍しい四元交配(名古屋種×ロードアイランドレッド×シャモ×ホワイトプリマスロック)で、脂の乗りがよく、プリプリとした適度な噛みごたえ、コクのある肉の旨味、クセのない深い味わいが特徴です。

おすすめの店!【地鶏のごちそう。】(愛媛県八幡浜市)

めんま

八幡浜の山頂にある「媛っ子地鶏」の養鶏場「いなほ農園」が直営する惣菜店。様々なお弁当類を販売しており、中でもチキンステーキが絶品です。

鬼北熟成きじ

 「きじ(雉)」は日本で古来より食べられてきた鳥で、鬼北町では平成4年から地域振興の柱となる特産品として「きじ」の飼育をスタート。
 四万十川上流域の自然豊かな環境で、白い首の模様が特徴の「高麗きじ」を飼育しており、「鬼北熟成きじ」という名前で販売されています。

おすすめの店!【道の駅 広見森の三角ぼうし】(愛媛県鬼北町)

めんま

新鮮な野菜や特産品を揃えた売店に、軽食喫茶の「彩り茶屋」などが併設された道の駅。こちらでは鬼北熟成きじの肉が入った「キジカレー」が提供されています。

みかんスイーツ

 愛媛県といえば言わずと知れた柑橘王国で、全国屈指の生産量を誇り、様々な品種が栽培されていることでも知られています。
 また柑橘を使ったスイーツやジュースの専門店も数多くあり、食べ歩きが楽しめるのが魅力的。

おすすめの店!【10FACTORY 松山本店】(愛媛県松山市)

めんま

ジュース、ジェラート、みかんビールなど、愛媛県産柑橘を使った様々な加工品を販売している人気店。特に温州、甘平、伊予柑など、品種ごとに分かれているジェラートがお気に入りです。

蛇口みかんジュース

 愛媛県の都市伝説といわれている「蛇口からみかんジュース」が出てくるという話。
 これは1970年代頃から流れ始めた噂ですが、「この噂を実現しよう!」とポンジュースで知られる「株式会社えひめ飲料」が2007年に蛇口を完成させたのが最初であり、近年では様々なお店や企業が県内の観光地などに設置し、頻繁に目にするようになりました。

おすすめの店!【愛媛の食卓1970】(愛媛県松山市)

めんま

蛇口みかんジュースは基本1種類のみが置いてあることが多いですが、こちらのお店では様々な品種の愛媛産柑橘ジュースを揃えており、なんと20種類の中から選べます。

みかん寿司・みかんごはん

 愛媛県ではみかんはスイーツだけでなく、希少であった米酢の代わりにみかん果汁を使った「みかん寿司」という郷土料理や、みかんジュースでご飯を炊いた「みかんごはん」が学校給食で提供されるなど、料理にも使用されています。

おすすめの店!【道後たま屋】(愛媛県松山市)

めんま

道後温泉本館まで続くアーケード商店街「道後ハイカラ通り」の中にある「みかんおにぎり」で有名なお土産店。奇抜なグルメだと思いましたが、意外な美味しさに驚きます。

愛南ゴールド

 「愛南ゴールド」は愛南町の特産品で「河内晩柑」という品種名の柑橘類。
 多くの柑橘類が冬に収穫期を迎えるのに対し、河内晩柑は春~初夏にかけて収穫時期を迎える晩生種で、国内生産量の約7~8割を愛媛県が占めており、中でも愛南町が生産量日本一を誇るとのこと。
 糖度は約11%ですが、程良い酸味に苦味は控えめなのが特徴で、「和製グレープフルーツ」とも呼ばれています。

おすすめの店!【道の駅みしょうMIC】(愛媛県愛南町)

めんま

愛南町の国道56号線沿いにある道の駅。宇和海で獲れる新鮮な海産物や、特産品の販売、また「愛南ゴールド」を使ったスイーツも充実しています。

タルト

 一般的に「タルト」といえば、皿状の生地にフルーツなどを盛り付けた洋菓子をイメージしますが、松山市の銘菓である「タルト」はカステラ生地で餡を巻いたロールケーキ状の和菓子。
 久松家初代松山藩主・松平定行公が南蛮菓子をベースに考案したといわれています。

おすすめの店!【六時屋 本店】(愛媛県松山市)

めんま

昭和8年創業、タルトの名店として知られている老舗和菓子店。こちらのタルトは小豆の味わいが強く、カステラ生地もしっとり柔らかで、今まで訪れた販売店の中で一番好みです。

坊っちゃん団子

 松山市の名物で、抹茶餡、黄身餡(or白餡)、小豆餡でそれぞれ求肥餅を包み、串に刺した3色団子で、夏目漱石の小説「坊っちゃん」が名前の由来。
 道後温泉商店街をはじめ、松山市内各地の和菓子屋やお土産屋、ホテル旅館、駅、空港の売店などで色々なメーカーの商品が販売されており、松山・道後温泉土産の定番になっています。

おすすめの店!【巴堂本舗】(愛媛県松山市)

めんま

「道後ハイカラ通り」の中にある大正10年創業の老舗和菓子店。3代目が瀬戸大橋の開通にあわせて販売を始めたという、通常の9倍のビッグサイズ「ジャンボ坊っちゃん団子」が有名です。

労研饅頭

 昭和4年に倉敷労働科学研究所にて、満州人が主食としている「饅頭(まんとう)」からヒントを得て、味や形などを日本人向けに研究改良し、主食代用品として誕生したもの。
 松山では昭和6年10月に松山夜学校奨学会で製造し、各学校の売店などで販売されるようになったのが始まり。
 かつては日本各地で製造販売されていたそうですが、現在ではソウルフードとして根付いている松山の「労研饅頭たけうち」と倉敷の「岡山木村屋」(2023年4月20日復刻販売開始)でのみ製造されているそうです。

おすすめの店!【労研饅頭たけうち】(愛媛県松山市)

めんま

「労研饅頭」の製造元として古くから地元で親しまれている昭和6年創業の老舗。店舗は勝山町の本店の他に大街道店もあります。

伯方の塩

 「は・か・た・の・しお!」のCMでお馴染み、愛媛県に本社を置く「伯方塩業株式会社」が製造販売している「伯方の塩」。
 福岡県の博多と誤解されていることも多いそうですが、会社名及び商品名の「伯方」はかつて日本有数の塩田地帯であった瀬戸内海の「伯方島」が由来。
 愛媛県では「伯方の塩」を使ったスイーツやラーメン、お土産品など様々な塩グルメが名物になっています。

おすすめの店!【with salt 伯方の塩】(愛媛県松山市)

めんま

「伯方塩業株式会社」が「ちょっとおもしろいかも、塩。」をキャッチコピーにオープンした初のコンセプトショップ。フード、スイーツ、ドリンク、雑貨など「塩」をテーマにした様々な商品が充実しています。

志ぐれ

 大洲市の名物で、小豆と米粉や餅粉を混ぜ合わせ、セイロで蒸しあげて作られる和菓子。
 18世紀はじめの江戸時代中期に、大洲藩江戸屋敷の秘法菓子であったものが、参勤交代の際に大洲藩内に伝わったといわれており、小豆を晩秋から初冬にかけてぱらぱらと通り雨のように降る時雨に見立て、「志ぐれ」と名付けられたそうです。

おすすめの店!【冨永松栄堂】(愛媛県大洲市)

めんま

明治8年(1875年)に創業した老舗で、昭和天皇・皇后両陛下に献上の栄を賜り、全国菓子博にて名誉無鑑査賞や茶道裏千家家元賞を受賞した実績を持つとのこと。

母恵夢

 「母恵夢」は卵を使った黄身餡を、バターを使った口どけの良い生地で包んだお菓子で、定番のプレーンタイプの他、フレーバーに様々なバリエーションがあります。
 今治市の「株式会社母恵夢本舗」と、そこから分離独立した東温市の「株式会社母恵夢」で製造販売されており、商品ラインアップはそれぞれ異なります。

おすすめの店!【母恵夢スイーツパーク】(愛媛県東温市)

めんま

東温市の「株式会社母恵夢」の本社・工場・店舗を兼ねた施設で、売店の他にも限定のできたてスイーツや工場見学、足湯や牛の乳搾りなども楽しめます。

新宮茶・霧の森大福

 四国のお茶産業発祥の地になったといわれている、愛媛県四国中央市の新宮町名産の「新宮茶」を使ったスイーツ「霧の森大福」。
 1個50gと小さい一口サイズの大福で、中心にクリーム、そのまわりにこしあん、それらを抹茶を練りこんだ餅で包み、更に表面に抹茶をまぶした4重構造。
 物産展などでも即完売する大人気商品です。

おすすめの店!【霧の森菓子工房 新宮本店 霧の森 茶フェ ゆるり】(愛媛県四国中央市)

めんま

「霧の森大福」をはじめ新宮茶を贅沢に使った様々なお茶スイーツを提供しているお店。松山店もありますが、本店にはゆったりと過ごせるカフェも併設されています。

まとめ

 今回は私自身が愛媛旅行で食べたものをまとめた記事であり、もちろん他にも聞いたことがないもの、食べたことがないものなど、まだまだたくさんの名物があると思います。
 他にもおすすめの料理があれば、気軽にコメントやメッセージで教えていただけると嬉しいです。
 これからも愛媛には何度も遊びに行く予定なので、こちらの記事はその都度追加・更新していく予定です。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次