訪問日:2025年4月30日(水)
ヤマトポークとは
奈良県のブランド豚として知られる「ヤマトポーク」。
「ヤマトポーク」はアメリカ原産で産肉能力に優れたデュロック種を父豚に、繁殖能力に優れたイギリス原産の大ヨークシャー種とデンマーク原産のランドレース種を交配させた交雑種を母豚に掛け合わせた三元交雑豚。
奈良県畜産技術センターが5年がかりで脂肪交雑を特徴とする肉質の豚とその飼育法を開発し、2008年に奈良県産銘柄豚として承認され、流通開始したそうです。
口の中ですっと溶ける甘くて上質な脂肪が適度に入り、柔らかくジューシーな肉質が特徴。
豊富に含むほど口溶けや風味が良くなり、動脈硬化や心臓病、高血圧等の予防に役立つといわれている不飽和脂肪酸の一種「オレイン酸」の含有率は、一般的な国産豚肉(39.2%)よりも多い43.5%になるとのこと。(※奈良県ヤマトポーク流通推進協議会公式サイトより)
http://www.yamatopork.com/index.html
奈良県のきれいな水と澄んだ空気に恵まれた自然の中にある、飼育面積が広い開放的な豚舎で約6ヶ月間のびのび育てられ、肥育期には臭みの原因となる動物性原料は一切使用せず、穀類をベースに菓子粉やパン粉、玄米などを配合した高カロリーの専用飼料「ヤマトポーク1300」を使用。
ヤマトポークと認定された豚肉は枝肉に押印されて奈良県食肉センターで販売され、指定卸売業者によって「ヤマトポークの証」と共に販売店にいき、指定販売店や指定飲食店については奈良県ヤマトポーク流通推進協議会公式サイトに一覧が掲載されています。
豚そば専門店 一望

今回訪れたお店は、奈良県奈良市法蓮町にあるラーメン店『豚そば専門店 一望(いちぼう)』。
こちらは奈良県産ヤマトポークを中心に、厳選した国産豚素材のみで作る濃厚な「豚そば」が看板メニュー。
店主の方は「むつみ屋」というお店のフランチャイズ展開に携わった経験や、「一風堂」での経歴を持ち、オリジナルの濃厚ラーメンを開発するにあたっては「無鉄砲」や「一番軒」といったお店の影響が大きかったとのこと。
店名には一目で千里の遠くまで見渡せることを意味する一望千里から、絶景を一望した時のような感動を与えたいという想いが込められているそうです。
最初は奈良県生駒市の東生駒にて「濃とんこつラーメン一望 ICHIBOU」として2014年3月9日にオープンし、その後現在地には2020年10月5日に移転。
以前東生駒にお店があった時に一度行ったことがありますが、インパクトのある濃厚さがありながら、クセが無く食べやすい味わいで、とても美味しかった印象。
今回だいぶ久しぶりに再訪です。
アクセス
場所は近鉄奈良駅から徒歩12分くらいの距離。

駐車場は「梅乃家」というお店との共同駐車場になり、店舗の北に50mくらい離れた場所にありました。
混雑状況
この日は平日の水曜日、お店には13時10分頃に到着。
この時満席で外待ちが4人、待ち時間は15分くらいで入れました。
メニュー・商品ラインアップ


注文は券売機での食券購入。
「しお」、「醤油」、「みそ」、「極どろ醤油」、「ヤマトポークのあっさりつけそば」があり、お店のXやInstagramによると、「ヤマトポークのあっさりつけそば」の冷やしもあるとのこと。
メニュー情報だけでなく、臨時休業などの営業情報も発信されているので、訪問前は要確認です。
オススメは「しお」なので、今回はチャーシュー増しの『しおチャーシュー』を注文!
感想


【しおチャーシュー】1300円(税込)
一面をチャーシューが覆う圧巻のビジュアル、他のトッピングはうずらの味玉に玉ネギ、青ネギ、レッドキャベツ。
スープはとろみがあり、少しペタッとした口当たりでこってり濃厚。
ほんのりと豚骨ならではの匂いはあるものの、クセは感じず重厚な旨味がたまらない美味しさ。
麺は中太くらいでモチッとコシがある食感、スープがよく絡み好相性。
チャーシューはしっとりモチモチで柔らかくジューシー、チャーシュー増しは量もたっぷり贅沢で、これは追加して正解でした。
玉ネギはピリッと少し辛味があり、シャキシャキ食感が良いアクセントに。
うずらの味玉は小さいですが、甘辛の味付けが好みで存在感があり、こちらも次回は追加したいと思いました。
前回食べた時よりも味付けの濃さが好みで、更に感動が大きかった印象。
みそ味も気になるので、今度は近いうちに再訪したいですね。
ご馳走様でした!
公式サイト等
https://www.instagram.com/butasoba_ichibou
食べログ
豚そば専門店 一望
奈良県奈良市法蓮町1249-1
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