訪問日:2025年11月4日(火)
自然薯 やま里

岐阜県恵那市にある、「自然薯(じねんじょ)」で作ったとろろ汁と麦飯でいただく「麦とろ」が看板メニューのお店『自然薯 やま里』。
こちらは岐阜県中津川市にある、昭和57年創業の「ステーキ&洋食店 神戸館」の姉妹店とのこと。
『自然薯 やま里』のオープン日は公式サイトなどに記載がないのでよくわからなかったのですが、元々は「神戸館恵那バイパス店」だったようで、その後リニューアルしたような印象です。
自然薯料理の他、神戸館伝承の飛騨牛メニュー、春は山菜、夏は鮎料理、秋は松茸料理などが人気とのこと。
今回は自然薯料理が目当て。

恵那市をはじめとした東濃地方では、昔から風習として「自然薯」を食べることが根付いており、特産品になっているとのこと。
「自然薯」はいわゆる「山芋」と呼ばれる芋の一種ですが、「山芋」は「長芋」や「大和芋」などヤマノイモ科ヤマノイモ属の仲間の総称で、それぞれ種類が異なり、「自然薯」のみが日本原産の野生種です。
「自然薯」の植物分類学上の正式名称は「ヤマノイモ」で、「自然薯」は自然に生えている芋であるところから付いた呼び名だそうです。
古くから滋養強壮食、漢方薬として珍重され、食欲不振、疲労回復、虚弱体質、免疫力向上など様々な効用があるといわれています。
「自然薯」は粘りや香りも強く、希少であることから、「山芋」の中で最高級品とされています。
『自然薯 やま里』では地元の自然薯を100%使用した「麦とろ」を提供しており、以前から気になっていたお店。
今回初訪問です。
アクセス
場所は東野駅から徒歩25分くらいの距離。
駐車場は店舗前にありました。
混雑状況
この日は平日の火曜日、お店には12時半頃に訪問。
この時店内は客入り4割くらいの印象で待ち時間無く入店。
メニュー・商品ラインアップ






今回は自然薯が目当てですが、特に平日限定のランチメニューがお得。
「麦とろ」に豚すき焼きも付いた『豚すき焼きとろろランチ』を注文!
感想

注文したランチメニューとは別に、サービスで自然薯のとろろと「むかご」の素揚げもいただきました。
自然薯は甘くてまろやかで、もっちりにも感じる粘りと風味の強さが一般的なとろろとは段違い。
「むかご」は山芋のツルの葉の付け根にできる、小さな球状の芽のことで、秋の味覚として親しまれています。
ホクホクと素朴な味わい、シンプルな塩が利いた味付けで美味しかったです。

【豚すき焼きとろろランチ】1300円(税込)
≪内訳≫
豚すき焼き・自然薯とろろ・麦ご飯・小鉢・ミニそば・デザート


自然薯とろろには味噌を溶かしてあるのでそのまま麦飯にかけて、わさびや海苔をお好みで、とのこと。
この薬味はミニそばにも使用します。
とても風味豊かで甘味とコクがあり、自然薯の素材の美味しさを活かしつつ、ご飯も進むバランスの良い味付け。
ご飯はお茶碗1.5杯分くらいあり、量にも満足です。


すき焼きは卵ではなく、自然薯のとろろで食べるのも個性的。
具材は人参、白菜、ネギ、舞茸などが入っており、豚肉はモチモチと弾力ある食感で、旨み濃厚でジューシー。
とろろに絡めると甘辛で濃厚な味わいがマイルドになり、とろみのある質感は少し生卵っぽさもありますが、自然薯ならではの風味が独特で新感覚の美味しさ。
ミニそばは温かいつゆのかけそばで、天かすたっぷりのコクのある味わい。
小鉢は煮物で、デザートは生クリームとパイナップルを添えたシフォンケーキという感じでした。
1300円でこの内訳はコスパ高め、美味しさにも大満足!
こちらのお店では飛騨牛ステーキ丼も2200円とお手頃価格なので、次回は飛騨牛メニューを注文したいと思います。
ご馳走様でした!
公式サイト等
https://www.instagram.com/jinenjyoyamasato
食べログ
やま里
050-5595-3179
岐阜県恵那市大井町舟山1120-1

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