訪問日：2023年11月23日(木)
東九州伊勢えび海道・伊勢えび祭り
「東九州伊勢えび海道・伊勢えび祭り」とは、大分県佐伯市と宮崎県延岡市の海道筋のお食事処で、伊勢えび漁の解禁となる9月からの3ヶ月間、新鮮ピチピチな伊勢えび料理が堪能できるお祭り。
両県の隠れた名産である伊勢えびを少しでも多くの人に知ってもらおうと始めたイベントだそうです。
大分県の最南端に位置する佐伯市と宮崎県最北端の延岡市をつなぐ海岸線は、黒潮の影響を大きく受ける為、年間を通じて温暖な気候で良質な漁場を有しており、アワビ、ウニ、緋扇貝、ヒラメ、アジ、サバ、ブリ、貝類や海藻類など、季節を通じて様々な食材が楽しめるとのこと。
伊勢えび祭りでは豊後水道・日向灘の日豊リアス式海岸の漁場で貴重な藻場が育んだ本物の伊勢えびのみを使用。
伊勢えびは古くから長い髭と腰の曲がった姿から、長寿を祝う縁起物として扱われており、25年から30年もの長寿を誇る伊勢えびにあやかろうと敬老の日イベントなども開催しているそうです。
私が訪問した当時の2023年は9月2日～11月30日の期間で開催、2024年は9月2日～12月1日の期間で開催しており、合計29店舗が参加。
予約無しで食べられるお店もありますが、提供される伊勢えび料理は原則として予約制なので、事前に問い合わせと予約が推奨されています。
ちなみにほぼ同じ期間、宮崎県の日南市でも「日南海岸伊勢えびまつり」が開催されています。
海のレストラン 笑魚
今回私が訪れたお店が、大分県佐伯市の蒲江にある「かまえインターパーク」内の『海のレストラン 笑魚(わらいよ)』。
「かまえインターパーク」は2014年にオープン。
運営会社は2014年5月に設立した「海べ株式会社」。
蒲江を支える生産者をアピールする場を作りたいという考えと、地域活性化の拠点がほしいという行政、地元民の想いが合致して誕生した施設であり、株主には周辺の7つの自治会が名を連ねているそうです。
佐伯の特産品・農林水産物・加工品など多彩な商品を揃えた直売所「海べ(あまべ)の市」、海を眺めながら食事ができる「海のレストラン 笑魚」、テイクアウトコーナーやバーベキューが楽しめる焼き小屋なども充実。
今回先に「道の駅かまえ」のレストランに伊勢えび料理を食べに行ったのですが、シーズン終わりということもあって、今年の伊勢えび料理は予定数に達したため終了したとのこと。
そして13時の時点で、そもそも本日の営業は終了しましたの案内。笑
すぐ近くの『海のレストラン 笑魚』ではまだ提供しているようだったので、すぐに移動しました。
アクセス
お店の近くに駅は無く、今回は車での訪問。
蒲江ICを降りて約2分の距離で、駐車場は普通車121台、大型車8台、障がい者用駐車場4台分。
混雑状況
この日は祝日の木曜日、お店には13時15分に到着。
この時満席のようで、名簿を確認したところ12組28人待ち。
待ち時間は30分くらいかかった印象。
入口の横に沢山椅子が並んでいますし、店外にいてもスピーカーでアナウンスしてくれるので、そんなに待ち時間は苦になりませんでした。
メニュー・商品ラインナップ
注文は席にあるタブレット入力でとても便利。
メニューは海鮮を中心としたラインアップで、一押しメニューは蒲江地域の海の幸をふんだんに使った寿司や海鮮丼だそうです。
夏は岩牡蠣、秋は伊勢えびが人気とのこと。
伊勢えびメニューは色々ありますが、高級食材である伊勢えびにしてはお手頃価格で楽しめる『伊勢えび御膳』があったので、こちらを注文！
感想
【伊勢えび御膳】3300円(税込)
伊勢えび1匹に、6種類の刺身、そして伊勢えびの頭を入れて作る味噌汁などがセットになったメニュー。
醤油は九州で定番の甘さが強めのタイプですが、その味にもかき消されないくらい伊勢えびそのものの甘さが強く、ブリュンブリュンの弾力と柔らかさを兼ねた食感も最高。
この伊勢えび、美味しすぎです。
味噌汁を作っていると伊勢えびが動き出したので驚きました。
宮崎と書いていますが大分の間違いです、申し訳ありません。
味噌汁は頭に身はそんなに残っていませんが、出汁だけでなく伊勢えびの中の「みそ」が溶け出して混ざり、香りと旨味が激濃ゆでこれも絶品。
他の刺身も歯応えがあって甘味が強いイカや、脂の乗ったブリ系の魚、もっちりと旨味が強い白身など、どれも美味しくて大満足でした。
これからも秋にこの辺りに来たら伊勢えびが定番の楽しみになりそうです。
ご馳走様でした！
公式サイト等
公式サイト
食べログ
海のレストラン 笑魚
0972-44-5515
大分県佐伯市蒲江大字森崎浦142-16 かまえインターパーク
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