訪問日：2024年11月15日(金)
道の駅くるくる なると
徳島県内の18番目の道の駅として、鳴門市大津町の国道11号線沿いに2022年4月29日にオープンした「道の駅くるくる なると」。
管理運営は2021年5月25日に「道の駅くるくる なると」の運営会社として設立し、鳴門市と連携したふるさと納税事業や、鳴門市の地元農業・漁業従事者などと協力して地方に眠る逸品をヒット商品へブランディングするなど、鳴門市から全国へ魅力を発信する会社「株式会社シンカ」が行っているとのこと。
こちらの道の駅では鳴門金時、鳴門レンコン、鳴門鯛などの地域特産物をテーマに、農産物マルシェや名物グルメが楽しめるショップやお食事処を展開する他、鳴門市を見渡せる屋上デッキやジップラインなども併設。
周辺観光を楽しめるレンタサイクルも設置し、鳴門の魅力を一日丸ごと楽しめる「体験型食のテーマパーク」になっているとのこと。
「くるくる なると」という名前には「渦潮」を想起させるだけでなく、多くのお客さんが来て出会い交流し、笑顔を地域に広げて、元気うずまく施設でありたいという想いが込められているそうです。
その規模は四国最大級で、初年度の2022年は入館者数約119万人を記録し、2023年度は前年を上回る入館者数約130万人を突破したという大人気スポット。
施設内にはコンセプトが異なる沢山のお店があり、極細けんぴ、おいもあんぱん、焼き芋、大学芋、プリン、モンブラン、ソフトクリーム、パンケーキ、スイートポテトなど、特に鳴門金時を使ったスイーツを数多く取り揃えているのが魅力的。
鳴門金時とは
「鳴門金時」は全国的な知名度を誇る、徳島県を代表するさつまいものブランドの一つ。
高系14号を元に品種改良されたさつまいもで、発祥の地は鳴門市大毛島といわれています。
果肉が黄金色をしているさつまいもを金時芋と呼んでいたことから「鳴門金時」と名付けられたとのこと。
温暖で降雨量の少ない瀬戸内式気候の砂地畑で栽培され、果皮は全体的にムラのない鮮やかな赤紅色、果肉は生だと白っぽいクリーム色ですが、加熱すると黄金色になり、栗のようなホクホク感と後味の良い上品な甘さが特徴。
「鳴門金時」という名称は徳島県の指定地域(徳島県鳴門市・徳島市・板野郡)で栽培されたさつまいもしか名乗ることができず、全国農業協同組合連合会が権利を持つ地域団体商標として平成19年に「なると金時」として登録。
鳴門市里浦町は「里むすめ」、川内町は「甘姫」、松茂町は「松茂美人」など、鳴門金時は産地ごとに独自のブランドがあるそうです。
収穫は夏から秋にかけて行われ、本来は最盛期となり出荷量も増える秋が旬ですが、特に美味しいといわれる時期は、収穫後に貯蔵されて熟成を終えたタイミングの冬だそうです。
ベーカリーイモホレタ
今回は鳴門金時を使った芋餡がたっぷり入った「おいもあんぱん」が人気のパン屋『ベーカリーイモホレタ』へ。
お店のInstagramによると、「おいもあんぱん」はこの道の駅の名物で、くるくるなるとに初めて来た方はまずこの「おいもあんぱん」を食べて欲しいというオススメの商品。
今年開催された道の駅のお芋商品で人気を競う「第3回お芋総選挙」では、1位の「極細けんぴ」に敗れて2位だったものの、たったの1票差という僅差だったようです。
混雑状況
この日は平日の金曜日で、お店には15時50分頃に到着。
道の駅自体はかなり混んでいましたが、パン屋には特に待ち列などは無し。
目当ての「おいもあんぱん」は1時間毎に焼きたての商品が登場するようですが、平日は16時の焼き立て商品は無いようで、この時15時の商品が若干残っているくらい。
急いで購入してなんとか確保しましたが、何故かこの後16時に焼きたてが追加されて驚きました。笑
買うことが最優先なのでとりあえず目的は達成ですが、焼きたてが食べたかったのは正直なところ。
しかし残っていた15時の分もまだほんのり温かかったです。
メニュー・商品ラインナップ
季節限定メニューなどもあり、最新情報はお店の公式サイトやInstagramなどで情報発信されています。
ちなみに人気のあんぱんシリーズは、11月まではおいも・栗おいも・かぼちゃの3種類あるようです。
この時栗は見当たりませんでしたが、かぼちゃは残っていたので、おいもと共に1個ずつ購入。
感想
【おいもあんぱん】300円(税込)
鳴門金時を使用した芋餡に、鳴門でとれた塩を混ぜ、甘味を引き立てているとのこと。
サイズはそんなに大きくないですが、餡がたっぷり入っているのがよくわかる重量感。
上はサクッと、下はフワッととモソッとの間くらいの食感。
生地は薄めで中は空洞が少なく、しっかりおいも餡で満たされています。
芋餡は鳴門金時の美味しさを活かしたまろやかで上品な甘さ、これは人気も納得の美味しさです。
【かぼちゃあんぱん】300円(税込)
たっぷりのかぼちゃ餡に、ゴロッと大きなかぼちゃも中に入っているとのこと。
上の方にかぼちゃ餡、下に皮付きのかぼちゃが入っていて、こっちの方がホクッと感が強め。
味もさつまいもより更に濃厚で、個人的にはかぼちゃの方が更に好みという結果でした！
これは「栗おいも」のあんぱんも食べたかったですね、他の季節限定あんぱんも気になります。
今回は他にもソフトクリームや海鮮、プリンなども購入し、徳島グルメを堪能出来ました。
ご馳走様でした！
公式サイト等
公式サイト
https://www.kurukurunaruto.com
食べログ
ベーカリー イモホレタ
徳島県鳴門市大津町備前島字蟹田の越338-1 道の駅くるくる なると 1F
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