訪問日:2026年8月1日(土)
信州味噌ラーメン

長野県のご当地ラーメンとして、2015年2月に誕生した「信州味噌ラーメン」。
「信州味噌ラーメン」の定義は以下の3点。
●「信州味噌」を100%使用したスープ
●信州りんごが隠し味
●大ぶりのネギ入り
「信州味噌」は長野県味噌工業協同組合連合会加盟の味噌メーカーにより、長野県内で製造される味噌。
米麹と大豆でつくる代表的な「米味噌」で、光沢のある冴えた山吹色(淡色)が良質とされており、酵母と乳酸菌の働きによりさっぱりとした旨みと豊かな芳香を併せもつ辛口が特徴。
長野県味噌工業協同組合連合会の公式サイトによると、鎌倉時代に心地覚心(しんちかくしん)が自身が創建した安養寺(長野県佐久市)で味噌作りを広めたことを始まりに、戦国時代には武田信玄が兵糧として味噌を作らせたことで、信州の地で味噌作りが盛んに行われるようになったそうです。
1923年に関東大震災で首都圏の多くの味噌蔵が被災し、被害のなかった信州から味噌が救援物資として送られると首都圏市場で好評を博し、信州味噌は急速に発展拡大していき、現在は日本全体で生産・消費されている味噌のおよそ5割を「信州味噌」が占めているとのこと。
2011年4月に長野県内のラーメン店主が集まって組織した「信州麺友会」と、「日清食品株式会社」が協力し、ご当地の麺で町おこしをするというコンセプトの地域密着型カップ麺「麺ニッポンシリーズ」の「信州味噌ラーメン」を、2015年2月2日に関東甲信越地区および静岡県限定で発売。
「信州麺友会」においても、上述の定義を守った各店オリジナルの味噌ラーメンの提供を計64店舗で開始するという情報が2015年2月7日に発信されていました。
ただ、現在では公式の提供店舗一覧などは見当たらず、どこのお店で食べられるのか不明です。

ちなみに長野県には他にも「安養寺ら~めん」という、味噌のご当地ラーメンがあります。
長野県全域で提供開始された「信州味噌ラーメン」とは異なり、こちらは長野県佐久市のご当地ラーメン。
信州味噌発祥の地である「安養寺」にちなんだ味噌「安養寺みそ」を江戸時代創業の老舗味噌蔵「和泉屋商店」が製造しており、これを使った新しい商品を開発しようと、佐久商工会議所と佐久市内のラーメン店主が協力し、2008年に誕生したのが「安養寺ら~めん」。
「安養寺ら~めん」の定義は「味噌だれに安養寺みそを80%以上使用すること」のみで、とてもシンプル。
こちらは提供店一覧が公式サイトに掲載されており、2026年8月確認時点で8店舗が掲載されていました。
麺屋蕪村

今回訪れたお店は、長野県長野市篠ノ井の県道35号線沿いにある『麺屋蕪村 篠ノ井店』。
『麺屋蕪村』は長野駅前に本店を構えており、オープンは2005年。
『篠ノ井店』は2014年12月にオープンしたそうで、公式サイトによると現在は本店と篠ノ井店の2店舗があるようです。
魚介鶏白湯の「蕪村そば」をはじめ、多彩なメニューラインナップが魅力的で、「信州味噌ラーメン」も提供しています。
「信州味噌ラーメン」の提供店を調べてみても、現在でもメニューに明記しているお店は結構少ない印象で、定義を満たしているか不明な提供店を紹介した適当な記事など、よくわからない情報がたくさん出てきました。


こちらのお店は「信州麺友会」の加盟店であり、店内に「信州味噌ラーメン」のポスターがあったので、定義を満たした「信州味噌ラーメン」を食べられると思い、今回行ってみることにしました。
ちなみに本来は本店に行きたかったのですが、この日長野駅周辺でお祭り?のようなイベントが開催されており、交通規制の関係で車で近付けず、急遽『篠ノ井店』へ予定変更。
アクセス
お店は駅から離れた立地で、バス停「岡入口」から徒歩3分くらいの距離。
駐車場は店舗前にありました。
混雑状況
この日は土曜日、お店には18時50分頃に訪問。
この時店内は客入り3〜4割くらいで、待ち時間はかからず入店。
メニュー・商品ラインアップ









注文は各席のタブレットで入力。
写真の通り、メニューは本当に豊富ですが、今回は目当ての『信州みそらーめん』一択です。
麺は太麺に変更も可能でしたが、今回はそのままでお願いしました。
感想

【信州みそらーめん】1176円(税込)
スープはほんのりと甘味がある、まったりコクがある味わいで、油っこさやパンチは控えめで程良い濃厚さ。
味噌の風味と旨みもしっかり活かされたスープです。

麺はウェーブがかった形状の細麺で、もっちりとした食感。
個人的にこのタイプのスープは太麺の方が好みなので、変更した方が良かったかもしれません。
スープがたっぷりなので具材がわかりにくいですが、チャーシュー、糸唐辛子、コーン、青ネギ、大ぶりの白ネギ、ひき肉、メンマなどが入っていました。
チャーシューは焼き目が付いていて香ばしく、ホロッとこってりした味わい。
ひき肉はニンニクも効いていた印象で、コーンと共にスープの底に沈んでいってしまうのですが、穴あきレンゲが付いていたので、簡単に掬うことができました。
「信州味噌ラーメン」や「安養寺ら~めん」以外にも、長野県は美味しい味噌ラーメンが多いので、ラーメンの食べ歩きがとても楽しいです。
これからも長野のラーメンが盛り上がっていって欲しいですね。
ご馳走様でした!
公式サイト等
公式サイト
https://menyabuson.netlify.app
食べログ
麺屋 蕪村 篠ノ井店
026-285-9272
長野県長野市篠ノ井西寺尾2763-1

コメント