訪問日:2026年5月21日(木)
石焼料理

秋田県男鹿半島の郷土料理「石焼料理」。
男鹿の漁師料理が起源といわれており、水を張った桶の中に魚や海藻、ネギなどを入れ、そこに真っ赤になるまで熱した石を入れて煮込み、味噌などで調味して食べるという、なんともワイルドな料理。
通常通り煮込むのとは異なり一気に沸騰するため、生の魚介を急速に加熱することでその身に旨みを閉じ込める効果があり、出汁の利いた汁とともに具材の味わいを堪能できることが特徴。
この漁師料理を観光客向きにアレンジして提供を始めたのは、男鹿温泉郷の「男鹿ホテル」という情報が出てきました。
まだ知名度の無かった男鹿温泉郷になにか名物料理をと、かつて地元漁師達の暮らしの中で食べられていた漁師料理を、団体向けのお座敷料理として昭和38年頃に考案し、「磯焼(いそやき)」という名前で提供したのが始まりだそうです。
石焼料理に使われる石には、正式名称「溶結凝灰岩」という高温の火山灰や火山礫が堆積して固まった特殊な石が使用されます。
男鹿半島北部にある約7000万年前の地層から海中に崩れ落ち、海の中で長い年月を経て丸く磨かれた、現在ではとても貴重な石。
通常の石なら急激な温度変化に耐えきれず割れてしまうところ、この石は内部にすき間がないため硬くて割れにくく、金属のように真っ赤に焼けるため、「金石(かないし)」と呼ばれています。
石焼料理では約700℃と高温に熱するため、そんな「金石」でも平均2〜3回くらいで割れてしまうようです。
公式な店舗一覧などは見当たりませんが、「石焼料理」は主に男鹿温泉の宿や入道崎の飲食店などで提供されており、伝統的な味噌味が中心ですが、塩やしょっつる、キムチチゲといった変わり種など、お店によって具材や味付けも様々だそうです。
道の駅おが なまはげの里オガーレ

今回訪れたのは、秋田県男鹿市船川港船川にある『道の駅おが なまはげの里オガーレ』。
こちらの道の駅は、男鹿市複合観光施設として平成30年(2018年)7月1日にJR男鹿駅新駅舎と共にオープン。
秋田県では33番目に登録された道の駅で、男鹿市では初の道の駅だそうです。

こちらの道の駅にあるレストラン『東洋一の海岸線にある男鹿のレストラン』では、男鹿の旬の食材や地場産品を使用したメニューを提供しています。
こちらのレストランは秋田県秋田市山王に本社を置き、全国各地に居酒屋やレストランなど様々なジャンルの飲食店を展開している「株式会社ドリームリンク」が運営しているそうです。
2年前に男鹿名物の「ギバサ」を使ったメニューを食べに行ったことがあり、「石焼料理」も提供しているので、再訪しました。

アクセス
場所は男鹿駅から徒歩5分くらいの距離。
駐車場は道の駅なので広めです。
混雑状況
この日は平日の木曜日、お店には11時10分くらいに訪問。
この時店内は先客1組のみで空いていました。
メニュー・商品ラインアップ







秋田名物や男鹿の食材を前面に出したメニューが充実した豊富なラインアップ。
今回は迷わず目当ての『男鹿産天然海の幸を使った石焼鍋定食』を注文。
感想


【男鹿産天然海の幸を使った石焼鍋定食】2980円(税込)
こちらは魚のアラを使って出汁を取った「潮(うしお)味」と書いてありました。
中には大きな昆布と、黒鯛のような白身、海藻、ネギ、山椒の実、柚子の皮などが入っていて、調理工程を見ているとしょっつる?みたいなものも入れているようでした。

汁は魚介出汁が利いた塩味っぽい感じで、白身はあっさりとした上品な旨みがあってホロホロ食感。
海藻は風味豊かで、山椒の実や柚子の皮がとても爽やか、汁は優しい塩気で出汁の旨みが利き、何度でも飲みたくなる美味しさ。
石焼鍋の他にもご飯や漬物、同じく黒鯛っぽい印象を受ける白身のなめろうのようなものも付いていました。

お茶漬け風にして食べるのも美味しかったです。
今回は石焼料理の名店で知られる「美野幸」に8年ぶりに行こうと思い、予約の電話を入れたものの、残念ながら休みの日に当たってしまいました。

しかしこちらのお店でも石焼料理を食べることができて良かったです!
ご馳走様でした!
公式サイト等
公式サイト
https://marutomisuisan.jpn.com/oga
食べログ
東洋一の海岸線にある男鹿のレストラン
0185-28-0300
秋田県男鹿市船川港船川字新浜町1-19 道の駅おが

コメント