訪問日:2026年7月25日(土)
伊賀牛

三重県伊賀地域のブランド牛として知られている「伊賀牛」。
「伊賀肉」という呼び方もありますが、「伊賀牛」はブランド牛・牛そのものを指す名称であり、「伊賀肉」はその牛から取れた食肉を指す呼び方という印象で、両者がほぼ同義で使われているようです。
「伊賀牛」の定義は、伊賀産肉牛生産振興協議会会員が飼養管理する黒毛和種の雌の未経産牛で、最終肥育地として伊賀地域(伊賀市・名張市)で12ヶ月以上飼われ、肉用として出荷される牛のこと。
霜降りと赤身のバランスが良く、肉質は細かく柔らか、芳醇な香りとコク、とろけるようなまろやかな甘さがあり、その質の高さから「肉の横綱」とも評されているとのこと。
伊賀地域は四方を山に囲まれた盆地で、昼夜の気温差や布引山脈の良質な水などの条件が牛の肥育に適しており、質の良い牛肉ができるといわれています。
その歴史は古く、1310年の「国牛十図」に「伊賀牛」のことが記載されている他、伊賀忍者は戦時食として干し肉を携帯していたという伝承があり、これが「伊賀肉」の元祖といわれているとのこと。
明治38年(1905年)の東京への肉牛初出荷以降「伊賀牛」の名声は高まり、昭和28年(1953年)の「伊賀牛振興協議会」の設立を経て、昭和37年(1962年)に「伊賀産肉牛生産振興協議会」が発足。
伊賀地域は牛肉の消費量が多く、「伊賀牛」も約8割は地元で消費されるため、流通が少ないことから「幻の牛」とも呼ばれるそうです。
また「伊賀牛」は枝肉の状態ではなく牛一頭を生きたままの状態で買う生体取引が中心なのも大きな特徴。
直接牛舎まで出向いて伊賀牛を買いつける販売店にのみ、伊賀産肉牛生産振興協議会が認定した巻き物をかたどった「伊賀牛認定店看板」が与えられ、良質な伊賀牛の販売振興に努めているとのこと。
西ざわ笑店

今回訪れたのは、三重県伊賀市の国道25号線沿いにあるお店『西ざわ笑店(しょうてん)』。
こちらは精肉店×肉cafeをコンセプトに、カジュアルに「伊賀牛」を楽しめるお店になっているとのこと。
お店のルーツは明治時代に伊賀市内で創業した「西澤精肉店」で、現店主の祖父が1957年にお店の片隅でコロッケを売り始め、1975年に「西澤のコロッケ」として独立。
コロッケをはじめとした揚げ物を中心に、手作り惣菜なども扱うお店として営業してきたとのこと。
2011年に現店主の父が伊賀市内の別の場所に『西ざわ笑店』を開店し、2店舗でコロッケを中心とした販売を続けていたそうですが、祖父の店は2019年に閉店し、現在の『西ざわ笑店』のみに。
ルーツである「西澤精肉店」も後継者がいなかったため閉店したそうですが、『西ざわ笑店』は2023年11月にもう一度精肉店として新しく生まれ変わり、従来の手作りコロッケや惣菜の販売も続けているとのこと。
伊賀牛を取り扱っている他、三重県内でも数少ない生食用食肉取扱施設として保健所から認定を受け、伊賀牛ユッケなども販売しています。
2024年3月からは肉cafeとしてお昼のランチ営業も始め、お手頃価格で伊賀牛が楽しめるメニューが充実しておりとても魅力的。
以前から行ってみたかったお店で、今回初訪問です。
アクセス
場所は広小路駅から徒歩10分くらいの距離。

駐車場は店舗前の他、少し離れた場所(キリン堂近く)に第2駐車場もあるようです。
混雑状況
この日は土曜日、お店には10時過ぎに訪問。
精肉店は10時から営業していますが、肉cafeは11時からになるようです。
この時既に順番待ちの名簿が店内に置いてあったので確認したところ、まだ1組のみでした。
しかし11時になって1巡目に案内してもらった後、満席になり3組くらい待ちができていたので、10時に来て先に名前を書いておいて良かったです。
メニュー・商品ラインアップ




今回はせっかく土曜日に来たので、土日祝限定メニューである『大人の3種ミニ丼ランチ』を注文。
ちなみに訪問時は7月25日でしたが、お店のInstagramによると8月5日に一部メニューが新しくなったようです。
見比べてみたところ、平日限定5食の「伊賀牛肉寿司重ランチ」がなくなり、「伊賀牛焼肉ビビンバランチ」に変わったようでした。
感想


【大人の3種ミニ丼ランチ】1980円(税込)
(メニュー説明)
伊賀牛トロ刺し丼・伊賀牛ひつまぶし丼・赤エビのカンジャンセウ丼が味わえる!お得なランチセットです!

伊賀牛ひつまぶし丼はステーキに蒲焼き系の甘辛いタレがかかっている感じ。
むっちりもちもちで柔らかくジューシー、ほんのり香ばしく上品な脂のりでとても美味しいですし、タレが肉の旨みを引き立ててご飯とも相性抜群。
伊賀牛トロ刺し丼と赤エビのカンジャンセウ丼は具材に火が通らないようにか、ご飯は冷たかったです。

伊賀牛トロ刺し丼は別容器の醤油をかけていただきます。
冷えているのでお肉が少し硬かったですが、口に含むと脂がまったりととろけ、お肉そのもののまろやかな甘みが楽しめます。

カンジャンセウは生海老をタレに漬け込んだ韓国料理。
エビはプリュンとしたとろける食感で、甘辛く濃厚なタレの味わいがよく馴染んでおり、まろやかな卵黄も相性抜群。
スープも牛骨ベースのような味わいにブラックペッパーが利いていて美味しかったです。
質の高い伊賀牛をお手頃価格で楽しめる、とても満足度の高いランチでした!
次回は前日までの予約限定メニューである「伊賀牛ひつまぶし」を食べたいと思います。
ご馳走様でした!
公式サイト等
公式サイト

食べログ
西ざわ笑店
0595-51-5795
三重県伊賀市平野上川原133-8

コメント