訪問日:2026年8月22日(土)
ほたようかん

徳島で古くから親しまれているというお菓子「ほたようかん」。
「ようかん」といっても、一般的な和菓子の「ようかん(羊羹)」とは全く異なり、「ほたようかん」は小麦粉、黒糖、重曹などを使って作られる「蒸しパン」のようなお菓子。
徳島の方言で中に空洞ができていることを「ほた」と呼び、ふわふわとしたスポンジのような質感と、蒸しあがりの四角い見た目がようかんに見えることが名前の由来だそうです。
大正時代までは「松風」と呼ばれた蒸しようかんが食べられており、昭和初期に駄菓子屋で販売され始めたといわれているとのこと。
昔は農作業の休憩に食べられており、豊作を祝って作られるものでもあったそうです。
現在でも徳島県民の身近なおやつとして家庭で作られるほか、県内の菓子店やパン屋などでも販売されているとのこと。
同様のお菓子は鹿児島県にもあり、こちらは「ふくれ菓子」と呼ばれています。

前松堂

今回訪れたのは、徳島県勝浦町にある和菓子処『前松堂(ぜんしょうどう)』。
創業は1907年(明治40年)という100年以上の歴史がある老舗。
和菓子一級技能士の資格を持つ先代と現代表の2人で日々和菓子づくりに取り組んでいるとのこと。
こちらのお店は四国八十八ヶ所霊場の巡礼道沿いにあり、お遍路さんに向けて和菓子とお茶の接待も行っているそうです。
かりんとう饅頭、阿波ういろ、ふる里どうふなど様々なお菓子を販売しており、中でも創業当初から変わらぬ製法で作られているという「羊羹」と「ほたようかん」が看板商品。
今回目当ての「ほたようかん」の販売店を調べてみたところ、こちらのお店が紹介されているのを目にする機会が多かったので、気になり今回初訪問です。
アクセス
近くに電車は通っておらず、お店の場所はバス停「西岡」からすぐ近く。
駐車場は店舗の向かいにありました。
混雑状況
この日は土曜日、お店には13時40分頃に訪問。
この時先客は無しで私のみでした。
メニュー・商品ラインアップ


商品写真は一部のみで、他にも「くずアイスバー」など冷たいお菓子も販売していました。
今回は目当ての「ほたようかん」のみ購入。
お店によっては抹茶味などもあるようですが、こちらのお店では定番の黒糖味のみ販売していました。
感想


【ほたようかん】260円(税込)
確かに蒸しパンのようにふんわりとしていますが、もっちりも合わさったような食感で、黒糖ならではの芳醇でコクのある甘さが広がり、シンプルながらとても奥深い味わい。
濃厚ですが甘さは上品でくどさがなく、美味しかったです。
「ほたようかん」はこちらのお店が初めてなので、別のお店のものも食べ比べてみたいですね。
ご馳走様でした!
公式サイト等
公式サイト
食べログ
前松堂
0885-42-3025
徳島県勝浦郡勝浦町沼江字西岡27-3

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