訪問日:2026年8月3日(月)
とろろ昆布のおにぎり

おにぎりといえば海苔を巻くのが定番ですが、富山県では「とろろ昆布」を巻いて食べられているとのこと。
農林水産省の公式サイトでも「とろろ昆布のおにぎり」という名前で、富山県の郷土料理として紹介されています。
富山県ではおにぎりの他に、おでんにもとろろ昆布をかけたり、昆布で魚等を巻き上げた「昆布巻き」や、昆布で新鮮な刺身を挟んだ「昆布〆」、「昆布巻かまぼこ」、「昆布パン」、「昆布飴」など、昆布が食文化に深く根付いており、その消費量は全国トップクラス。
2025年家計調査結果によると、「こんぶ」の支出金額は富山市が4年連続で日本一だったそうです。
しかし富山県では昆布はほとんど採れず、生産量は北海道が9割以上を占めています。
富山県は江戸時代に日本海沿岸を運行していた北前船の寄港地が多くあり、各地の特産品の中でも北海道産の昆布が大量に購入されていた歴史があるとのこと。
北海道で採れた昆布は、中継点として栄えた富山を経て、京都、大阪から薩摩、琉球、さらに中国へと運ばれたそうで、この道は「昆布ロード」と呼ばれています。
明治時代には開拓者として大勢の富山県民が北海道に移住して漁業や農業を生業にし、昆布の産地として知られる羅臼町では、人口の7~8割が富山県出身者ともいわれているそうです。
故郷にいる親類に昆布を送るといった交流が生まれたことも、食文化として根付いた要因の一つといわれています。
「とろろ昆布」は酢漬けにした数種類の昆布を重ねてから固め、その側面を削り出して作られており、削る過程で黒いとろろから中心の白いとろろへと変化しますが、富山県では特に「黒とろろ」が好まれているとのこと。
「黒とろろ」は昆布の外側に近い黒い部分で、酸味と風味が強く、味が濃厚。
「白とろろ」は昆布の中心に近い白い部分で、ふんわりと柔らかく、酸味控えめのまろやかな味わいで、どちらもおにぎりに使用されています。
ますのすし本舗 源 おむすび屋


今回訪れたお店は、富山県富山市、富山駅内にある『ますのすし本舗 源 おむすび屋』。
こちらは明治41年(1908年)に創業し、富山県名物である「鱒寿司」を主力商品として販売している「ますのすし本舗・源」(株式会社 源)が展開するお店の一つ。
平成14年7月にJR富山駅コンコース売店に『おむすび屋源』としてオープン。
2025年3月1日に「ますのすし本舗 源 中央改札前売店」がリニューアルオープンしたことで、売場面積が従来の2倍となり、従来店舗で販売していたおむすび、鱒寿司、駅弁類をまとめて販売する形になったようです。
定番の海苔おにぎりだけでなく、富山ならではのとろろ昆布おにぎりも販売しているので、今回行ってみることにしました。
アクセス
お店は富山駅の南口からすぐ近く。
専用駐車場はなく、こちらのお店がサービス対象なのかはよくわからなかったのですが、富山駅の提携駐車場は周辺にいくつかあり、詳細は公式サイトに掲載されています。
混雑状況
この日は平日の月曜日、お店には12時20分頃に訪問。
この時お客さんはひっきりなしに訪れていましたが、レジに行列などはなく、すんなりと購入できました。
メニュー・商品ラインアップ

今回はおむすびコーナーしか確認していませんが、店内奥では駅弁や鱒寿司なども販売されていました。
おむすび人気TOP3は上から紅鮭、しそ昆布、完熟梅で、2位と3位はいずれもとろろ昆布を使ったもの。

この時売り場では種類も数も減っていましたが、目当てのとろろ昆布のおにぎりは残っていたので、『しそ昆布』、『完熟梅』の2種類を購入。
感想



【とろろ昆布しそ昆布】260円(税込)
こちらは「黒とろろ」が使われており、昆布の風味と旨みがとても濃厚。
具材は紫蘇の爽やかな風味が利いた昆布の佃煮が入っており、甘辛濃口でご飯と相性抜群の味付け。
外も中も昆布尽くし、がっつり昆布を堪能できるおむすびでした。

【白とろろ完熟梅】300円(税込)
こちらは「白とろろ」が使われており、ふんわりした口当たりで昆布感はほんのりとまろやか。
中には甘酸っぱくフルーティな梅干しが入っており、こちらも美味しいおむすびでした。
どちらも美味しかったですが、個人的には『とろろ昆布しそ昆布』の方が好みという結果でした。
次回は今回売り切れていた人気NO.1商品の「紅鮭」や、富山名物の「白えび」を使ったおむすびを購入したいと思います。
ご馳走様でした!
公式サイト等
公式サイト
食べログ
おむすび屋 源
076-431-2104
富山県富山市明輪町1-227

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