訪問日:2026年8月15日(土)
朴葉寿司

主に岐阜県の飛騨地方南部から中濃地域にかけて食べられてきたという郷土料理「朴葉寿司(ほおばずし)」。
他にも長野県や愛知県、奈良県の一部地域にも伝わっているといわれています。
「朴葉寿司」は様々な具材とともに酢飯を朴の木の葉で包んだ料理で、葉の彩りや香りが良い5月~8月頃が旬。
具材は川魚の甘露煮や酢鯖、錦糸卵、紅ショウガなど彩り豊かな具材を包んだものや、鮭とミョウガと酢飯だけでシンプルだったり、朴葉の包み方も葉を半分に畳んだだけのものや四角く包んだものなど、作り方や具材などは各地域、各家庭で様々。
朴の木の葉は大きくて芳香があり、殺菌・抗菌作用があるため、食材を包んで、朴葉寿司、朴葉にぎり、朴葉餅(朴葉巻)などに使われる他、落葉した葉も火に強いため、味噌や他の食材をのせて焼く朴葉味噌や朴葉焼きなどにも利用されています。
古くから食べ物を盛る器や酒器としても朴の木の葉は使用されており、「朴(ほお)」という名前は大きな葉で食べ物などを包むことに用いた「包(ほう)」が由来だそうです。
奈良県では同じく保存効果や殺菌効果が高いとされる柿の葉で包んだ「柿の葉寿司」が全国的に有名で、詳しくはこちらの記事にまとめました。

奈良県における「朴葉寿司」については、「柿の葉寿司」ほど詳しい情報があまり出てこないのでわからない点も多かったのですが、端午の節句頃から7月頃にかけて、柿の葉の代わりに朴の葉を使って作られる、塩鯖の押し寿司を朴の葉で包んだものが定番のようです。
「柿の葉寿司」と同様に、「朴葉寿司」は保存効果や殺菌効果が高いとされる葉で包む、山間地域に伝わる伝統的な保存技術を背景に生まれたものと思われます。
天川村や黒滝村など、一部の柿の葉寿司店では期間限定で柿の葉寿司の代わりに朴の葉を使った「朴葉寿司」を販売しているようです。
創今

今回訪れたお店は、奈良県五條市西吉野町の山間部にあるお店『創今(そうこん)』。
創業年や運営会社など、お店の詳しい情報については調べてみてもよくわかりませんでした。
手作りの「柿の葉寿司」が看板商品のお店のようですが、店内の食事処では「朴葉寿司」の定食も提供しており、以前から気になっていたお店です。
アクセス
お店の近くには駅もバス停も見当たらず、今回は車での訪問。
駐車場は店舗前にありました。
混雑状況
この日は土曜日、お店には11時10分頃に訪問。
お店は10時オープンのようですが、食事処は11時からになるようです。
この時先客は2人のみで空いていましたが、席数は少なめでした。
メニュー・商品ラインアップ


朴葉寿司は季節限定なのか確認はしていませんが、8月のお盆の時期には問題なく提供しており、メニューに季節限定などの記載も見当たりませんでした。
もし無かった場合は柿の葉寿司の定食にしようと思っていましたが、朴葉寿司があったので、今回は『朴葉ずし定食』を注文。
麺類をうどん、そば、ラーメンから選べるので『ラーメン』でお願いしました。
感想

【朴葉ずし定食(ラーメン) ドリンクなし】1210円(税込)
ドリンクなしの定食にしましたが、お冷の他に冷たいお茶も付いていました。


こちらは奈良で定番と思われる柿の葉寿司の朴の葉バージョンというわけではなく、ちらし寿司を包んだような具沢山で、岐阜ので食べたものと同じタイプという印象。
内訳は錦糸卵、山菜、紅生姜、漬物、レンコンのきんぴら、くぎ煮といった感じで、2個とも中身は同じでした。
ご飯が進む甘辛い具材にまろやかな錦糸卵、酢飯の酸味や甘味が相まって、様々な食感が混ざり、とても美味しかったです。

ラーメンはよく食堂などであるような見た目のシンプルな醤油ラーメンという感じでしたが、スープが何故かチキンラーメンっぽい印象を受ける味わい。
なんだか例えが良くないかもですが、個人的にかなり好みです。笑
麺は中太くらいでプリプリとした食感、トッピングもシンプルでした。
次回は柿の葉寿司を食べたいと思います。
ご馳走様でした!
公式サイト等
食べログ
創今
0747-34-0324
奈良県五條市西吉野町百谷1689-1

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